(1) ライブ直前の練習で、カラオケBOXで自作のオケを流して歌い、ボイスレコーダで録音した音源です。ギター・打ち込み・ちょこっとだけキーボード一発録りと、すべて自分で演奏&プログラミングしています。
(2) 2017年2月15日に、惣's Bar ノンジャンルセッションデーで演奏した際の様子をYouTubeの「SMALL-FIELDチャンネル」に公開しました。iPhone 6のフロントカメラにて撮影。
この回では、ギターソロも自分で弾いています。Aのマイナーペンタトニックですが、アドリブではなく、1990年代に構築した、いわゆる「作曲ソロ」です。思い浮かんだフレーズ(かつ、自分で弾けるフレーズ)を、手探りで積み重ねていきました。とても想い入れがあります。(2017年2月17日)
好きにさせてくれよ
作詞/作曲:小野史生
好きにさせてくれよ
19歳の春 初めて家を出た
遥か遠い夢 かけ離れた現実に
就職も進学も しないままで
彼女の部屋に転がり込んだ
俺を縛り付けるものは何だ?
生活か 世間体か それとも…
毎日 ギターを弾いて過ごした
彼女のために 甘いラブソングを作ってた
でも彼女も 大勢の中の一人だった
バイトをクビになったとき 破局が訪れた
まぁ 彼女の気持ちもわかるけれど
あまりにもあっけなく チャチな幕切れ
俺はどんな顔で この街に戻ってきた?
陽気な笑顔 それとも 卑屈になってたかい?
どっちにしろ俺はまだ あまりにかけ離れてる
ギャップを追い続け ギター抱えて歌ってる
誰か俺を解き放っておくれ
まとわりついてくる 日々の暮らしから
もう 好きにさせてくれよ
これはとても古く、原型は1992年頃。小野には珍しいストレートな3コードのRockです。後から一部の歌詞を変えたものの、間奏のブレイクも含め、曲の構成は当時のまま。
この曲にはovertureのイメージが2パターンあって、ひとつはベースのルート白玉弾きにギターやオルガンがちょっとずつ絡んでいくもの、もうひとつはギター独奏で、ブルージィなフレーズをスローにひとしきり奏でた後、ドラムのフィルインで速いテンポにいく、というもの。
ライブではリハーサルに時間をかけられなかったため、overtureは特につけずにそのままのサイズで演りました。とはいっても、入りをスローにして、そのまま歌も1コーラス終わりまでスローに渋めに歌い、間奏から速いテンポにするというアレンジのおかげで、パターン2に近い雰囲気を出すことができました。
Tsuyoshiさんにギターを弾いてもらえることになったとき、「何はなくとも、この曲だけは絶対に演りたい!」と思ったものです。結果はもちろん期待どおりでした。