SMALL-FIELD / SONGS

Song 06:今夜だけでいいから

音源

(1) ひっそりと公開します。これまではReal Audioで曲を公開してきましたが、今後はMP3での公開となると思います。LIVE録音なのでノイズいろいろ入っていますがご了承ください。リサイズしたのですが1.2MBくらいあります。あと、サンプル版(短いヤツ)は相変わらず用意できてません。いろいろと申し訳ないです。

(2) 2017年12月、惣’s Barの15周年記念パーティで演奏した際の動画です。リードギターをTsuyoshi.O氏にお願いして、Rockテイスト全開でやってみました。直前まで喉を傷めていたこともあり、かなり荒っぽい歌いかたになっていますが、Tsuyoshiさんのギターが流石の格好良さなので公開します。お楽しみください! (iPhone 6のメインカメラにて録画。ステージ端にミニ三脚を設置して録画したところ、バスドラムに合わせて映像が揺れていました。お見苦しい点はご容赦くださいませ。)(2022年12月14日)


歌詞

今夜だけでいいから

作詞/作曲:小野史生

どうしたんだい?独りぼっちで歩いてさ
今夜は街中 浮かれているのに
どこもかしこも 赤と緑のイルミネイション
街角に流れる ジングルベル

道往く人達は 誰も
幸せそうに 腕を組み
こんなシケたツラして 独り
歩いてるのは君と 俺だけ

今夜 一晩だけでいい 俺に付き合ってくれないか
ほんの慰めでもいい
ただ このまま 帰る場所もないまま
歩き続けていたくないだけ

多くは聞かないで 俺も何も聞かないから
今夜だけの名前を名乗って
いかにも嘘と判る名前の方がいい
朝には 忘れてしまえるような

道往く人達のように
幸せそうな顔をして
肩を抱いて 街に紛れ込む
一夜の夢に 身を任せて

今夜 一晩だけでいい 俺に付き合ってくれないか
ほんの気まぐれでもいい
ただ 今夜は 独りで過ごすには
街の煌き 眩し過ぎる

今夜 一晩だけでいい 俺に付き合ってくれないか
ほんの慰めでもいい
夜が明けるまで 側に居てくれないか
今夜だけで いいから...


裏話

これもずいぶん古くからある歌で、創作時期がはっきりしないんですが、1993〜1997年の間と思われます。1998年12月に、旧Small Fieldで公開してるんですが、創ったのはその年じゃなかったような気がするので。

オリジナルの作詞作曲をする身として、クリスマスソングは押さえとかないとね、と思って書いた覚えがあります。小野の歌には珍しく、かなり物語性のある詞。

毎年、冬になると口ずさみ、形にしたいと想いながら果たせずにいます。いつか。

(2007年12月24日追記)「バーのセッションデー」という場ではありますが、この曲をバンド演奏で歌うことができて、とても嬉しく思います。ずーっと、コード進行で1箇所だけしっくりこないところがあったのですが、単純にトニック→ドミナントでよいことに気づいて、コード譜を起こすことができました。ここに気づいたことで、セッションに持ち込むことができました。

実は、11月にもお試しでやっていまして、そのときはキーFにしていたのですが、実際にやってみたら低すぎで苦労しました。部屋で口ずさむ分にはちょうどいい感じだったんですが、バンドでパワーをかけて歌うのとは全然違う、ということですね。今回の音源はA♭です。もう半音あげてAでもよいかも知れない。来年のシーズンには試してみようかな。(2022年12月14日追記:YouTube動画のほうはKey=Aで演っています。)

「ツラ」という言葉が不自然にキツい気がしたので、セッションでは「顔」と歌っています。歳とともに、言葉に対する感じかたも変わって当然だと思うので、今の言葉で歌うことにしました。