Teen's Heart
作詞/作曲:小野史生
10代の恋は あふれてくる想いも
伝えかたさえ知らずに 傷つけてばかりで
それでも二人 きっとうまくいくと
いくつになっても 一緒で居られると信じてた
今 振り返ると 恥ずかしいような
そんな 情けない 思い出達も
忘れないよ いつまでも Teen's Heart
たとえガラスの煌きだとしても
胸に焼きついた輝きは いつまでも色褪せない
ときを忘れて 夢を語り合えた
親友達も 忙しい日々に 一人 また一人
競争の中で 夢を忘れて
いつしか 夢というだけで 笑い飛ばすようになった
でも 信じて 自分の素直な気持ちを
君が見つけた希望は幻じゃないさ
捨てないで ありのままの Teen's Heart
今は自信を持てなくてもいい
走り続けていれば 風は 向こうから吹いてくるから
失くしてないよ 今も Teen's Heart
ときめきも戸惑いも あの頃のままさ
いくつになっても失くさない 永遠の宝物 Teen's Heart
創作時期がはっきりしないのですが、原型は1989年〜1990年代前半のはず。1989年から1990年代前半にかけて、講談社X文庫ティーンズハートにて花井愛子さんを愛読していた時期があり、「ティーンズハート」という言葉をモチーフに書いた曲です。当時は、「講談社X文庫ティーンズハートのイメージソング」くらいの気持ちで書いた記憶がありますが、大人になってから10代を振り返る内容なので、X文庫ティーンズハートのメイン読者(女子小中高生)に刺さる歌詞ではなかったですね。
それでも、自分にとっては、自身の青春時代を写し取ったエヴァーグリーンな1曲で、イントロ/間奏/エンディングのテーマメロディも含めて、とても思い入れのある曲です。
書いてからしばらくは、サビの譜割りやラスサビの歌詞に揺らぎがあったのですが、惣’s Barセッションに持ち込む頃には形を定めて、2017年のSMALL-FIELD band 1st LIVEでお披露目することができました。その際、バンマス山田さんのアドバイスで、Aメロ終わりのタメの1小節を廃し、サビ前に1小節を追加。エンディングのテーマメロディの終わり方も変更しました。オリジナル版も捨てがたいですが、山田さんバージョンもこの曲の世界観に合っていて、気に入っています。
一番のサビ「たとえガラスの煌めきだとしても」は、光GENJIの「ガラスの十代」をオマージュしたフレーズです。
もうひとつ。ラスサビのみメロディが異なるのですが、これは中学生の頃からの旧友「butan」のアイデアです。
いろいろな思い入れを抱いて、これからも歌っていきます。