オイル漏れによる制動不安から、バイクに乗らない日が続いていました。
「このままじゃイカン!俺はバイクに乗るんだ!!」
そうは思ったものの、じゃあフロントフォーク交換してまで、ガンマに乗り続けるべきなのか?それとも…
今はまっとうに働いてるし…とりあえず、中古車雑誌を見てみて…
そんな雑誌見たら、次が欲しくなるに決まってるじゃん!
それでも最初は、3型カタナを狙ってました。
ハンス・ムート・デザインのカタナは、250・400・750・1100とリリースされており、あまりにたくさん街を走っていたからです(GSX-R1100でパワーを使いきってやれずに、手放す頃にはフケもレスポンスもひどいことになっていた経験から、今回は750と決めていました)。
それと、「フロント19インチ」(これは初期型のみですが)に対する不安もありました。「曲がらない」んじゃないか、と。
ところが、昔は絶不人気車だった3型カタナがなぜかそこそこ需要があり、値崩れしていない!
そこでじっくり考えました。そして、オリジナル・デザインに対して、「デザインとしてカタナを超えるバイクはこの先も出現しない」と思っていた事を思い出したのです。
他人の持ち物は関係ないだろう。自分で気に入るかどうかじゃないか!
僕はハンス・ムート・デザインのカタナを買う事に決めました。
さて、或日の事。
制動不安を抱えつつも、ガンマを引っ張り出したのですが…エンジンがかからない。
かなり乗ってなかったので、まあ予想はしていました。大丈夫、自宅は山の中腹にあり、押し掛けにもってこいの下り坂がすぐにあるのです。
ところが、坂を下りきってもエンジンがかからない!かかる気配もない!!
今おりてきた坂を、押して登る元気などありません。僕はそのまま、その頃いつもお世話になっていたバイク屋まで押して行きました。
GSX-Rの頃からお世話になっており、ガンマを買ったバイク屋です。
そしてそのまま、そのバイク屋にあった750カタナを購入したのです。