SMALL-FIELD / BIKE LIFE

2nd BIKE:GSX-R1100

1. Prelude

限定解除に通う日々、気持ちはBIG BIKEに傾いてゆきます。新車を購入する予算などないため、中古車雑誌を眺める毎日。

最初は、カタナあたりを検討していました。でも高い!
ドカティなども考えました。でもさらに高い!!
そんな時、目に入ったのがGSX-Rの750。

とにかく安い!

レプリカは検討から外していたのですが、考えを改めました。赤毛(ペリカンロード)も乗ってるしね。(なんて安直な理由!)

ところが雑誌を眺めているうちに、罠にはまってしまったのです。
「1100があるのに750では、なんか”格落ち”みたいだなぁ」と。
だから750は安いんだって!

バイクに対する好みではなく、値段につられて検討していたはずなのに、気付けば1100の方を探しており...

んで、結局買ってしまったのがコイツ。たしか乗り出しで68万だったと記憶しています。カタナよりは安いけど、もちろんローン・24回払い。RZのローンと被る時期が半年以上あって辛かったです。

一言…「ご利用は計画的に!」


2. BIKE LIFE with R1100
(1991 Summer - 1993 Summer)

photo:GSX-R1100

そうやって手にしたこのバイクですが、やはり自分の物になれば愛着も湧きます。

しばらくはノーマルのまま乗っていたのですが、ある日車に突っ込まれて、フロントカウルがぐちゃぐちゃになってしまったのです!
相手は警察沙汰にしたくないらしく、カウル弁償の話に。他にイッてそうなところもなかったので、その場で現金示談。

そこまではまあ良いとして、問題はその金を別口に使ってしまった事。
もともとネイキッドの方が好きなので、この機会にカウルレス化。車格に見合う大径ライトがなくて苦労しました。
と言っても、探してきたのは師匠(たくみ選手@Silent_Place)だけど。

その後に転倒してクランクケースカバーに穴が空き、オイル大流出。「カウル付きバイクのエンジンは削れに弱い」事を知りました。

しかしやがて車検が近付き、カウルがないと車検が取れないと知るのですが、カウルを買うお金などありはしませんでした。
街乗りメインで使用していたためレスポンスも悪くなっており、カウルを買うお金すらないのに何故か買い替えを検討し始め、そして次のRZVへと続くのですが…

カウルレスでは下取りもしてもらえませんでした。

そしてそれが不幸中の幸いになるとは、この時点では知る由もないのでした。


3. Impression

photo:GSX-R1100(naked)

乗り味:

トルクフルでハンドリングも素直、とても乗りやすいバイクでした。
加減速の良さは、高速走行以上に街乗りの強い味方で、カウルレスにしてからは特に快適でした。

例えば信号待ちから巡航速度(街中なら60km/hくらいですね)までの加速に、一秒かからない!

そしてその60km/h巡航から停止するにあたっても、アクセルを戻せばエンジン・ブレーキも効くし、ディスク・ブレーキもRZ350とは比べ物にならないくらい高性能。

その他:

当時、師匠をはじめ、周りは皆2ストローク車に乗っていて、その影響もありRZ350を最初のバイクに選んだんですが、コイツに乗って、「4ストロークも悪くないじゃない」と認識を改めました。
ただし、下手っぴでもバイクの性能でそれなりに速く走れてしまうため、確実に腕は悪くなりました。「大排気量におんぶにだっこ」では駄目、ってことです。
手放す頃にはレスポンスが悪くなっていたのは、怠けた走りしかしていなかったからでしょう。

歴代のバイクの中で、コイツだけはもう一度乗りたいと思わせる、バランスの取れた本当に良いバイクでした。
余談ですが、僕はGSX-Rシリーズの中では、この初期型がデザイン的に一番好き。レースするわけじゃなし、パワーも充分過ぎるほどですしね。



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